AIって、「質問力ゲー」だと思ってた。でも実際は違った。
変わったのは、
“プロンプト技術”
じゃない。
AIとの接し方だった。
世間で流行り出したChatGPTを使い始めてしばらく経ったころ、仕事等で疑問点がでると、毎回なんとなく質問して、なんとなく返ってきた答えをコピペして終わり。それが日課になっていた。
でも、それって結局、「検索エンジンとやってることが変わらない」と気づいたのが転機だった。
①「役割」を与えてみたら、別物になった
あるとき、Xで流れてきたAIが出力した文章に驚いたことがあった。そこで、試しにプロンプトにこう入力してみた。
「あなたはプロのライターです。読者が思わず読み続けたくなる導入文を書いてください」
返ってきた文章を見て、思わず声が出た。それまでの「無難な回答」とは明らかに違う、ちゃんと読める文章が出てきたのだ。
AIって、こちらの「期待値」に引っ張られる部分がある。漠然と聞けば漠然と返ってくる。でも「こういう人として答えてほしい」と伝えると、ぐっとレベルが上がる。
それ以来、私は何かを頼むとき必ず最初に役割を設定するようにした。「マーケターとして」「編集者として」「料理好きの主婦として」。これだけで使い勝手がまるで変わった。
②一発で完璧を求めるのをやめた
これは初心者あるあるだと思う。(かく言う私も初心者だが。)
以前は、一回質問して「イマイチだな」と思ったらそこで終わり、ということが多かった。でも実は、AIとの会話って「対話」なんだと気づいてから変わった。
たとえば最初に「旅行記事のアイデアを出して」と頼む。5つ出てきたら、その中でちょっと気になったものを「③番をもう少し具体的にして」と深掘りする。さらに「もっとカジュアルなトーンで書き直して」と調整する。
この繰り返しだけで、最初とは全然違う、自分好みのアウトプットになっていく。
料理に例えると、一発で完璧な味を求めるより、少しずつ味見しながら整えていく感覚に近い。AIも同じで、やりとりを重ねるほど精度が上がっていく。
③「要約」より「構造化」を頼むようにした
私はよく仕事中に、契約書、連なるメールなど、長い文章をAIに読ませるとき、最初は「要約して」とだけ頼んでいた。でも返ってくるのはどこか当たり障りのない内容で、「それ、自分でも読めばわかるな」という感じだった。
そこで試したのが「論点を3つに整理して、それぞれに自分の意見を添えて」という頼み方。
これが全然違った。単なる圧縮じゃなくて、情報が「使える形」に変わって返ってきた。ただ短くするんじゃなく、自分が何に使いたいかをセットで伝える。それだけで、AIが格段に「道具」として機能し始めた。
使いこなす、って結局こういうことだと思う
AIに「やってもらう」んじゃなくて、AIと「一緒に作る」感覚に切り替えたことが、自分には一番大きかった。
指示の出し方、対話の続け方、目的の伝え方。この3つを意識するだけで、同じツールがまるで別物になる。
まだ「なんとなく使っている」段階の人は、ぜひ一度、今日挙げた3つを試してみてほしい。きっと「あ、こういうことか」という感覚が来るはずだ。
そして、その時があなたがAIにハマる瞬間だ。


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